【サンプルシート付き!】ただの数字でしかなかった「売上実績」を効率的で具体的な戦略に使える
「分析データ」へ1回のコピー&ペースト(貼付け)だけで簡単に変身させるDX
こんにちは。エースラボ「特命研究員DX」の伊藤です。
エースラボ「簡単シンプルDX」では、これまで全国の多種多様な業種の中小企業様の
業務の見直しに携わり、延べ80件以上の業務をDX化(デジタル化によるローコストで爆発的な業務改善)してきました。
その中からいくつか皆様のお役にたてるDX事例をピックアップしてご紹介させて頂ければと思います。
※「簡単シンプルDX」では現在、DXのお試し無料体験を募集中です。
これからご紹介していく事例はどれもお試しDXが可能な内容ですのでDX無料体験ご検討の参考になれば幸いです。
今回は「売上データ管理」にまつわるDXのお話です。
売上の実績データはどの企業様でも管理されているかと思います。
しかし、その売上データを分析し経営に有効活用できているかどうかは分かれるかと思います。
売上実績は行動(営業や販売活動など)した「成果」の数字です。
もちろん、効率的で効果的な計画的行動をした方が良い成果(売上)が期待できます。
「なんとなく行動して、こういう売上でした」では業績はなかなか向上しません。
売上を向上させるためには、どう行動したら良い成果を得られるかを考え、実践していく必要があります。
その判断材料として、数字の分析は1つの非常に重要な武器になります。
例えば
「今月はどの取引先にどれ位の売上げがあったか?」
「今月はどの商品がどれ位売れたか?」
「なぜこの取引先の売上実績が良いのか(悪いのか)」
「最近はどのような商品が売れている傾向なのか(売れていないのか)」
などなど・・
業種業態によって項目の違いはありますが、売上結果を分析して重要データを把握することで
「会社の売上げは具体的に何で成り立っているのか」
「どう行動したらどういう成果になるのか」
などの業績向上のために非常に大切な情報を「数字」という分かりやすく誰とでも共有できる形で得ることができます。
とは言え、
「売上の結果しか見ていない」
という方もいらっしゃると思いますし、
「具体的にどういうやり方で売上を分けて整理したらよいか分からない」
「売上の分析はやっているけど、手作業なので時間もかかりコストがかかっている」
という課題があったりする方も多いかと思います。
それらの課題を解決し、
コピー&ペースト(貼り付け)1回のみというワンタッチの操作だけで、
お望みの有益データがそろっちゃう簡単シンプルDXをご紹介します。
このDXを実践するにあたって必要なものは2つです。
1つ目は、社内で売上データを記録しているソフトやシステムのデータです。
例えば
・社内独自の売上管理システム
・総務部で運用している会計ソフト(例:弥生や勘定奉行、TKC、JDLなど)
・POSレジデータ(店舗の場合)
などです。
大体の企業様は何かしらの会計ソフトや売上管理ソフトは使われているかと思いますので、必要なものはすでにそろっているかと思います。
2つ目はgoogleスプレッドシートです。
この2つを使って何をするかと言いますと、
運用している売上管理ソフト(またはシステム)からエクセル形式で会計データをダウンロード
⇩
スプレッドシートに貼り付け、関数で分析結果を自動計算させる
という「仕組み」を作ります。
この仕組みが出来てしまえばワンタッチ操作で作業(データ分析)が完了します。
ある会社様では毎日30分(20日勤務で計算すると月10時間)かかっていた売上データ分析作業が月1回の10分で終わりました。
約10時間の時間削減です。
「仕組み」なので1度作ってしまえば今後ずっと使えるものになります。
追加で欲しい情報も自由に自動獲得することができます。
人手をかけず、毎月10分程度のワンタッチ操作で
会社の業績向上に使える重要データが簡単に手に入るようになり、
「いま当社ではどういう構成で売り上げがたっているのか?」
「どう行動したらどういう成果になるのか」が見える化された環境を作る事ができます。
実際の事例をご紹介します。
社員数10名の中小企業で、商品の卸を行うM社の営業部のお話です。
M社では紙の表に手書きで「〇月〇日、~が売れた」という内容のみ記録するという売上実績管理をおこなっていました。
その紙の表を用いて月の売上合計は計算するけど、
特にデータを活用することはなく(売上の)要因も未確認という
「売上の結果しか見ていない」という状態でした。
売上の結果しか見えないので
・判断基準が乏しく売上結果が良いのか悪いのかも曖昧
・日々の売上進捗が分からない
・誰がどれくれが売上を上げているのか不明
・どの取引先にどれくらいの売り上げがあったかデータがない
・どの商品がどれくらい売れたのかのデータもない
という状況。
これによって発生している課題を整理してみましょう。
➀ 目標売上を達成するための営業戦略がとても立てられない。
実績データは「合計売上はいくらでした」しかまともに見れるものがありません。
売上対策しようにも判断材料が少なく分からないことがいっぱいで何をどうしたら良いのか分かりません・・。
② 営業スタッフは自分の数字には関心はあるが、会社全体の数字には関心が薄い。
これは社員の意識の持ち方というよりも、会社全体の数字をデータ不足のせいで共有できていないというそもそもの社内環境が要因です。
ダイエットでも「毎日体重を計ると効果がある」なんて言われますが
売上進捗も一緒で「今の成果はどうなっているのか?」を把握して意識していないと
頑張りようもないですしモチベーションももてません。
③ 顧客の情報整理に毎回無駄に時間がかかっている
顧客の過去実績を調べる際も大変で
大量の紙資料から目的の資料を探して、まとめてという非効率なやり方をしており
情報整理に1時間かかっていたりと作業効率が非常に悪い状態でした。
このような問題を抱えているため、計画的で安定した売上目標達成を実現するには
解決すべき課題がたくさんある状態といえます。
これらの課題を解決するため、
売上データを有効活用した効率的な営業活動を可能にする業務改善を実施。
具体的にはワンタッチ操作で売上データを自動で集計を行ってくれる
「月別実績管理シート」をgoogleスプレッドシートで作成しました。
この「月別実績管理シート」は、
総務が使っている会計ソフトから「実績データ」をエクセル形式でダウンロードし、
それを貼付けするだけで、
・商品別
・得意先別
・担当者別
自動で集計してくれます。
参考画像:スプレッドシートで作成した「月別実績管理シート」
➀会計ソフトから1ヶ月分の会計データをダウンロードして貼り付けるだけで・・
➀会計ソフトから1ヶ月分の会計データをダウンロードして貼り付けるだけで・・
⇩
②商品別や得意先別の売上実績を自動集計してくれます!
自動集計した商品別売上一覧
自動集計した得意先別売上一覧
これにより、大量のデータを手作業で仕分けする必要もなく、
「データ貼り付け」という、数秒で終わるワンタッチの作業だけで
売上実績の分析ができる環境になりました!
毎月の得意先別、商品別の売上がわかるようになったことで、
「今月はどの取引先にどれ位の売り上げがあったか?」
「今月はどの商品がどれ位売れたか?」
がわかるようになり、さらに
「最近はこの得意先との売上実績が良い(悪い)」
「最近はこれが売れている(売れていない)」
もわかるようになりました。
端的に八百屋さんで例えると
いままでだと
「いつも通りたくさんの野菜を仕入れて売った結果、今月の売上合計は〇〇円でしたが・・
何の野菜が売れているのか分かりません。
どの得意先からトータルどれくらい注文があったのか分かりません」
という状態だったのが
「今月はキャベツが好調で〇円も売れた。トマトは不調で△円しか売れなかった」
「ABC商店から~~円分の注文があった」
というような売上の詳細が分かるようになったので
例えば
「キャベツの仕入れを増やそう。トマトの販売キャンペーンをしよう」
「ABC商店におすすめ野菜を追加提案してみよう」
という具体的な店舗戦略ができるようになったという具合です。
話をM社の事例に戻しますが、
この業務改善により、売上目標達成のために非常に大切な情報を
簡単に社内共有できる環境になりました。
さて、これまで抱えていた課題はどのようになったのか整理してみましょう。
➀ 目標売上を達成するための営業戦略がとても立てられない。
⇒目標売上を達成するために「どの商品を」「どの取引先へ」営業を行うかというような
実績を振り返りつつ、具体的な営業戦略を立てることが可能になりました。
② 営業スタッフは自分の数字には関心はあるが、会社全体の数字には関心が薄い。
⇒個別と全体の数字進捗が共有され商品別、得意先別実績が共有されるという
環境の変化に伴い、営業スタッフも「自分の数字視点」から「会社全体の数字視点」に
変わっていき、数字の見方と意識が「自分」から「会社全体」に変わりました。
目標達成に対するモチベーションも向上し営業活動にも良い効果をもたらしました!
③ 顧客の情報整理に毎回無駄に時間がかかっている
⇒1時間はかかっていた顧客の売上実績の整理も1時間かかっていたのが20分に短縮。
情報整理にかかっていた時間が3分の1になったことで、
お客様の為に使える時間(営業時間)が増え、月の訪問件数が1割増えました!
それに伴い、売上も1割アップを実現!
今回の業務改善を行う前までは、
「がんばって営業した結果、売上はいくらでした」としか言えない状況でした。
しかも、「がんばった」の内容も営業担当個人の主観の可能性が非常に高く
全員が効率的で効果的な計画的行動ができるかというと難しい環境でした。
そんな状態から、たった1つのスプレッドシートを導入しただけで、
データを活用して効率的で具体的な営業活動ができる会社になりました。
事例でご紹介しました「月別実績管理シート」のサンプルシート(スプレッドシート)も
共有させていただきます。
実際にどんなものなのかをご覧いただき、ご参考になれば幸いです。
パソコンのwebブラウザで開いていただいた方が断然見やすいので、
もし可能であればそちらでの閲覧をおすすめします。
※サンプルシートは不特定多数の方が閲覧できる状態に設定されております。
セキュリティの関係上、サンプルシートへデータ入力はできませんのでご了承ください。
御社用の「月別実績管理シート」を作ってみたい!!という方、
「お試しDX」を適用させ、無料でご提供が可能ですので今すぐご相談ください。
また、その他業務の無料お試しDX化も大歓迎。
お気軽にご相談いただき、無料でDX化の効果がどれほどのものであるか?を
ぜひ1度ご体感いただければと思います。
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