「沢田さん最近コンサルタントやってるんだって? 一度うちに遊びに来てよ。」
知り合いの経営者さんからこう言われると、なんとなく引き合いを頂いたようなありがたい気分です。
しかし私にはなんとなく「スジが悪い」話に聞こえてしまい、なかなか足が向きません。
「(何も困ってはないんだけど)遊びに来てくれて、話が面白かったら契約してあげる。」
というニュアンスを感じてしまうんです。
実際に「遊びに」行けば、困ってないどころか、課題はいくつでも見つかるはず。
でも遊びに来た私から、マジなヤツの課題を指摘されても、くだんの社長さんはそれを解決しようと真剣に思ってくれるでしょうか?
カルフォルニア在住の映画評論家、町山智浩さんによるとアメリカには、病気を治すお医者さんの他に「ドクターフィールグッド」と呼ばれる、苦痛を取って気分を良くすることを売りにするお医者さんがいるそうです(町山さんは「きもちぃ医者」と訳してました)。
惜しくも亡くなったマイケル・ジャクソンの主治医コンラッド・マレーもこの「ドクターフィールグッド」であるといわれていて
実際彼はマイケル・ジャクソンへの有毒な鎮静剤プロポフォールの過剰投与で有罪(過失致死罪)になっています。
1977年8月16日、同じく薬物の過剰摂取で亡くなった「キング・オブ・ロックンロール」エルビス・プレスリーにも「ドクターフィールグッド」ジョージ・ニコポウラスがいました。
ただ遊びに来て、「経営とは?」とか「最近のトレンド」とか「大会社とのコラボ体験」などの面白い話で「きもちぃく」してくれる。
実際会社経営は辛い仕事なので、そういう「きもちぃコンサル」の存在(実際結構お見かけします)を完全否定するわけではありません。
でも私たち「エースラボ」はそういう存在ではありません。
私たち「エースラボ」は、なるべく痛くないようにお客様の患部に切り込み、時間はかかっても、経営上の解決に導くことを使命にしています。
なので誤解を避けるために、最近「コンサルタント」と名乗るのもやめてしまい、じょじょに「経営サポートチーム」に変更中です。
「お金は払えないけど うちの課題について相談したいので会ってくれる?」
そんな話なら、たとえタダでも、交通費自己負担でも喜んでお会いしたい。
・当方の仕事にきっちりご理解と共感をいただけた場合のみ費用を負担いただき、その何倍、何十倍に匹敵する価値を提供したい。
・いずれ私たちがいなくても、ご自身たちで十分回る仕組みができたら、いさぎよくその場を去る事も辞さない。
・どんな関係になっても互いの信頼関係をいつまでも大切にする。
・・・初心忘るべからずなんてことをいいますが
そんなスタンスが、われわれエースラボの存在意義であると固く信じているのです。
☆あと経験上、経営がお辛いときは、人より犬を飼うと良いと思いますよ(笑)